二世帯住宅を成功へ導く5つの鍵
二世帯住宅での同居に対して、お互いがストレスになってしまうのでは?うまくやっていけるのか?と不安に思われる方はたくさんいらっしゃいます。
それぞれスタイルの違う家族が一つの家に住むのですから色々と問題も出てきます。
しかし、その問題こそがキーポイントであり、それを解決することにより快適な二世帯住宅ライフに繋げることが出来るのです。
🔑1:家族で話し合い
二世帯住宅の話が上がったら、まずはその家に住む家族全員で話し合う事が必要です。
この段階では建物や間取りの話ではなく、もっと「根本的」な話し合いをしましょう。
二世帯住宅で同居をするにあたり最も重要な事は、その家に住む家族全員が納得するということが必要不可欠となります。
その為には各人が住まいに対する希望を口に出し自分の価値観を伝えることが大切です。そして何よりも「言いづらいこと」こそ、はっきりと発言し家族でとことん話し合ってお互いの思いを知ることが必要だと思います。
家が建ってしまったら後戻りは出来ないので、建築計画がスタートする前に心に思ってる事は全て吐き出して家族全員が納得するという状態にして、快適な二世帯住宅ライフを送れるように密な話し合いをしましょう。
🔑2:プライバシーへの配慮
二世帯住宅でのプライバシーへの配慮はとても重要で、シビアな問題です。
生活習慣が違う2つの家族が一緒に暮らすのですから時間軸のズレなどからお互いへの干渉が増えていくかもしれません。
子世帯としては、見られたくない場所やタイミングがあっても見られてしまったり、親世帯からしてもゆっくりしていたいときに、子世帯から子供の面倒などの頼み事をされたりと相手側の都合を考えずに行動してしまうとプライバシーを守るのは難しくなってしまいます。
一緒に暮らしてる以上、絶対に干渉するなと言うのは無理があるので、「お互いの寝室へは入らない」など、最低限の取り決めをするのがいいかもしれません。
計画の段階で中立の立場である方(夫側の両親との同居の場合は夫、妻側の両親との同居の場合は妻)が間を取り持って話し合うといいでしょう。
🔑3:建物のタイプと特徴
二世帯住宅には「完全同居型」「部分共用型」「完全分離型」の3つのタイプがあり、それぞれに異なった特徴があります。
二世帯住宅はどの部分を共用にするのかが重要なポイントになるので、各世帯の生活習慣を考慮し、予算やプライバシーの問題と合わせて自分達のライフスタイルに合ったタイプ選びをしましょう。
🔑4:資金計画
二世帯住宅は親世帯と子世帯が協力し合ってローン返済にあたれるというメリットがあります。
二世帯住宅を建てる為の資金調達方法や親子でローン返済をする場合の資金の負担割合をどうするのかなど、両世帯で将来を見据えた話し合いをしてください。
家族だからといってルーズに考えると、後々問題が発生する可能性もありますので、お金に関することはきっちりと計画を立てておきましょう。
🔑5:ルールを決める
快適な二世帯住宅同居を送るためには、各人の意思を明確にすることが重要です。
特に”やって欲しくないこと”をベースに家事の「役割分担」「世帯間の交流の仕方」「お互いの連絡方法」の3つを取り決めとし、ルール化していくのが望ましいと思います。
ガチガチにルールで縛ってしまうのは逆に両世帯が険悪になってしまうので、その時の状況に応じてルールを変えるなど臨機応変に対応しながらお互いの生活スタイルを壊さない程度に話し合ってみてください。
まとめ
![[Tags] a4b1582d2e5449e3084c0103ab224fd2 二世帯住宅5つの重要ポイント](https://pinkdoragon.com/wp-content/uploads/2017/03/a4b1582d2e5449e3084c0103ab224fd2.jpg)
5つのキーポイントを家族全員できっちりと話し合って決めておけば二世帯住宅での円満同居を実現させることが可能になるでしょう。
しかし、これでスタートに立った段階です。
ここから実際に二世帯住宅建築へ向けて色々と決めていかなければなりません。上記の5つのキーポイントを軸に自分達に見合った二世帯住宅を建てる為に建築会社やハウスメーカーでより綿密な相談をして建築をスタートさせてください。