二世帯住宅で最も重要だと思うことは親世帯と子世帯の関係性だと思います。
その関係性を上手く築き、保つためには両世帯を繋ぐ橋渡し的な役割を『子』がしっかりと果たすことだと僕は考えます。
この『子』とは、「息子夫婦と同居」か「娘夫婦と同居」によって変わってきます。
我が家は僕の家族と僕の両親との二世帯住宅住まいなので橋渡しをする役目は僕になります。
二世帯住宅がスタートする前の計画の段階から僕の橋渡しは始まりました。
妻の不安を探る
二世帯住宅の計画へは快諾を得ましたが二世帯住宅に実際に住むとなれば色々と不安も出てくるはずです。
ただ、言いづらい事もあるはずなので出来るだけこちらから聞き出すようにして心配事を減らせるようにしました。
実際に生活してみないと分からないことの方が多いので住んでから対応することの方が多かったと思いますね。
とにかく妻が出来るだけ気兼ね無く生活できるようにということばかり考えてたように思います。
何故なら妻の同意無くして二世帯住宅は成り立たないと僕は思っているので一番重要視している部分です。
親と妻に対してお互いのマイナスになる事は言わない
僕が親や妻との会話の中でお互いに対してのマイナスに成り得るだろう事は言わないように心掛けています。
普段の会話の中で軽い感じの愚痴っぽい言い方もしないようにしています。
物事の捉え方は人それぞれなので、こちらが冗談ぽく軽い感じで話したことでも聞き手の捉え方次第で不満や愚痴を言っているように取られてしまうかもしれないからです。
少し考えすぎなのかもしれないですが、ちょっとしたきっかけで人に対する気持ちが激変してしまうこともあるかもしれないからです。
というか人生の中でそういった人が実際に居たのでこういう考えが出てるのかもしれないですが…
まぁ他人と家族は違うのでちょっとの事でそういった事態には中々ならないとは思いますが僕の性格上ってところでしょうか。
親世帯との接し方
我が家は完全分離型なので親と顔を会わさない日も良くあります。
何日か顔を会わさない日が続いたら、たまには孫の顔でも見せようと親世帯なね出向きますが、その時は妻に『一緒に行こう』とは言わないようにしてます。
僕はいつ親に会ってもなんてことないですが妻はそうはいかないですよね。
親と妻は仲は良いですが少なからず気を使うことは明らかですから、仕事で疲れていて今は行きたくないというときだってあるはずです。
一緒に行きたいと思えば『私も行く~』と言ってくれるので僕から親世帯に誘うことは極力しないようにしてます。
親も自分から子世帯へはほとんど来ません。たまに夕飯のお裾分けを持ってきてくれるくらいで、あとは電話か下から叫んで呼んでくれます。
親も親なりに気を使って勝手に子世帯に足を踏み入れないようにしてくれているのだと感じてます。
やはり二世帯住宅で重要なのは『ほどよい距離感』なんだと身をもって体感しています。
今後も橋渡しで円満に
必ずしもこの橋渡しが正解だとは限りませんが我が家にとっては上手くいく秘訣だと僕だけは感じてます。
僕の独りよがりになってないことを祈りますが…
二世帯住宅では『親は妻に』『妻は親に』言いたくても言えないことがあります。
それを出来るだけ感じ取ってオブラートに包んで伝えることが橋渡しの役目だと思います。
伝えるといっても「~って言ってたよ」ではなく、自分の言葉として伝えるようにする方が良いと僕は思います。
「伝えておいて」と言われていない事を勝手に「~って言ってたよ」では角が立ってしまいますよね?
そういった事を先読みして上手く立ち回ることが橋渡しの大事な役目だと考えます。
今後も親と妻の間で橋渡しをして円満な二世帯住宅生活を送っていきたいと日々思うのであります。